Juneau

覚え書き拡大版。

好きな人を紹介します

こんにちはこんばんはお久しぶりです。ちよイモです。
2021年もまもなく終わりますが皆さんいかがお過ごしですか。約一年ぶりの投稿!
ブログを書いては貯め書いては貯め、気づけば前回の記事から1年経っておりました。やっぱり書いたらすぐ公開しなきゃダメだなあ。

 

そんなわけで本日は皆さんにご紹介したい方がいまして、そのお名前を黒騎士ヒュウガさんといいます。

以前、自身がレギュラーとして参加しているDJイベント内の企画で自分の推しについてプレゼンする機会がありました。その時のスライドタイトルがこちら。

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「完全読本」なんてイキってますが単に好きなところを羅列しただけのシンプルなスライドと、それを勢いと熱量でゴリ押したような企画でした。それでも「良かったよ〜」とか「熱が伝わってきた」なんて言葉をいただけて感激したし、私自身も話しててめちゃくちゃ楽しかった!!!!!!

その時の内容と口頭で補足したものをあわせてなんとか文字に起こし、ブログ記事として残しておこう!時々見返して好きな気持ちを噛み締めよう!というのが今回の趣旨なのです。

 

ちなみにストーリーの核心や終盤の内容にがっつりと触れています。20年以上前の作品なのでネタバレも何もないけど、ギンガマンを見たことがない人もいると思いますので念のため。

無駄に長いので以下目次です

 

ヒュウガのプロフィール

ギンガレッドになるはずだった星獣剣の戦士。バルバンとの戦いで地割れに落ちる時、弟リョウマに星獣剣をたくした。灼熱のマグマへのまれそうになる直前、ブルブラックに救われ、その体と力を利用される。復活後はリョウマを見守りながら、力を合わせ戦った。27さい。

星獣戦隊ギンガマン超全集より引用)

 

そもそものそも、黒騎士ヒュウガとは1998年に放送されたスーパー戦隊シリーズの第22作目「星獣戦隊ギンガマン」に登場するキャラクターの一人です。

 

アース(地球から与えられた 星を守る力)を持つ人間だけが暮らしている隠れ里・ギンガの森に住むヒュウガ。森の民の中でも特に戦士として優れていた彼は本来133代目のギンガレッドになるはずだった(実はギンガマンは襲名制)人物ですが、はるか昔地球で大暴れし当時の初代ギンガマンに封印された宇宙海賊バルバンがなんやかんやあり封印が解けて現代に復活、再び襲来した彼らとの戦い(第一章「伝説の刃」)の最中で地割れに落ちてしまい、早々に本編を離脱。その結果、弟であるリョウマがギンガレッドとしての使命とその証である星獣剣を受け継ぎます。

この時に亡くなったと思われていたヒュウガですが、実は地割れに落ちていく途中で黒騎士ブルブラックの中に取り込まれて一命を取りとめていたことが後に発覚。いろんな紆余曲折を経て、ヒュウガは黒騎士ブルブラックの力を受け継ぎ黒騎士ヒュウガとして復活、ギンガマンと共にバルバンとの戦いへ再び身を投じることになるのでした。よかった。生きててよかった……。

 

そんなヒュウガの性格をひとことで表すなら「好青年という概念が服を着て歩いている」ですね!!!!!!!!!(ひとこと?)

真面目で人当たりが良く、森の民からの信頼も厚く、頼り甲斐もあり、さらには笑いの沸点が低いので「これから苦労しますね、くろうきし(黒騎士)だけに!」みたいなレベルの氷点下ダジャレで笑い転げるというギャップも持ち合わせる、どこをどう切っても最高の男がこのヒュウガなのです。キャラクター造形が天才すぎてため息しか出ない。どう考えても結婚したい。どこに行けばギンガの森の民と出会えますか?森の民の男性限定婚活パーティとかやってますか?

 

ヒュウガの好きなところ

みんなを見守る先輩

ヒュウガは27さいなので、ギンガマンの5人(17〜22歳)にとっては戦士の先輩であり、戦闘を離れた日常でも彼らのお兄ちゃん的存在です。ギンガの森にいた頃からみんなに稽古をつけたり相談に乗ったりと、頼れる先輩だったことが本編中の回想シーンからも窺えます。

ギンガの森の戦士時代〜黒騎士へと変わる中でその立ち位置もだんだん変化していて、森にいた頃はギンガレッド(予定)として先頭に立ちチームを引っ張る描写がほとんどでした。やっぱりギンガマンのリーダーはレッドなんですよ。勇気ある者にのみ許された名誉ある戦士の称号「ギンガマン」それを受け継ぐ5人の戦士たち、そしてその先頭を切って戦っていくのがギンガレッド。

それに対し黒騎士となってからは、一歩引いた位置から5人を見守ることが圧倒的に多い。やっぱり現ギンガマンのリーダーはリョウマだと強く認識しているからですね(詳しくは後述する第二十六章「炎の兄弟」を見てください!!!!!!!)。このあたりも黒騎士が追加戦士ではなく番外戦士・先輩戦士と呼ばれる所以だと思います。

 

絶賛放送中の仮面ライダーバイス五十嵐一輝もそうだけど、兄って本編中において本当に徹頭徹尾「兄」キャラなんですよね。良くも悪くも。

ギンガの森時代も黒騎士になってからも、ベクトルは違えど「兄として」「年長者として」リョウマたちと接しています。本人が意識しているのかはたまた無意識か。真相は脚本家の靖子にゃんとヒュウガを演じた小川さんしか知り得ませんが、私は彼の性格として自らすすんでそうあろうとしているんだろうなあと思ってます。

 

強い責任感

前述した「兄としての振る舞い」は、幼い頃から訓練を受けて育ってきた戦士としての使命感と絡むことで「誰かを守ること」に対する責任感がより一層高まった結果そうなったんだろうなと勝手に思ってる。そうじゃなければ自分が死ぬ間際に優しい顔で弟に星獣剣託して「お前の力を俺は信じてる」なんて言えないよ…なんなんだよ…好き……。

 

物語の中盤、ヒュウガはとある理由によりリョウマ達から離反し、宇宙海賊バルバンを倒すために自身が持つアースを捨てることを決めます。アースを捨てることはギンガの森には二度と戻れないということ。故郷を守る為に戦ってきたのに、その最後の手段は故郷へ帰る道を断つことなんて…そんな悲しい話がありますか靖子にゃん。鬼か。

ヒュウガがアースを捨てる決断をしたのは、戦士として星を守る「使命」を全うするためだけではありません。黒騎士ブルブラックと共に宇宙から来た重星獣ゴウタウラスのためでもあります。ヒュウガが黒騎士の力を受け継いだとき同時に彼のパートナーとなりギンガマン達の仲間になったものの、普段はみんなと別行動のヒュウガとゴウタウラス。照れると「ブモ〜!」って鼻息噴いて誤魔化そうとするところがめちゃくちゃかわいいゴウタウラス。

そんなゴウタウラスをバルバンの一人であるブクラテスによって人(牛?)質に取られ、ギンガマンとの離反を迫られたヒュウガはやむを得ずそれに従います。ブクラテスは自分を裏切ったバルバンとその船長ゼイハブに復讐するためにヒュウガを自分の手足として使うことを思いつき、弱ったゴウタウラスを捕えてヒュウガを脅したのです。ブクラテスが提示したゴウタウラスを解放する条件は「アースを持ったままでは扱えない最強の武器を使うためにアースを捨てること、そしてその武器でゼイハブを倒すこと」。もちろんギンガマン達もゴウタウラスを助けようと動くんだけど、ブクラテスがその命を握っている以上手出しはできない。ゴウタウラスにとって頼れるのはヒュウガだけなんですね。

相棒であるゴウタウラスを助けるため、ゼイハブを倒して星を守るためにアースを捨て故郷へ帰る道を閉ざしたヒュウガ。こんなに悲しい物語を背負った男、愛しく思わないはずがないんですよ…………。

 

ヒュウガとブルブラック

ヒュウガやギンガマンを振り回した黒騎士ブルブラックとはいったいどんな人物なのか。

タウラス星で暮らしていたブルブラック。宇宙海賊バルバンに故郷を滅ぼされ、弟・クランツを目の前で殺される。バルバンを追って地球へやってきたが、戦いの中で地の底に落ちていった。その3000年後に同じく地割れに落ちてきたヒュウガを取り込み復活を果たす。その後はバルバンへの復讐にすべてを捧げ、たびたびギンガマンと衝突した。

 

とにもかくにも復讐の鬼。バルバンを心底憎み、復讐のためなら手段を選ばないので一般市民を平気で巻き込む。後ろにいる市民ごとバルバンの魔人を撃ってリョウマ達にバッチバチにキレられたりする。ただヒュウガの意識はずっとブルブラックの中で目を覚ましていて、そんなヤケクソな戦い方をするブルブラックを内側からなんとか止めようとしていました。ギンガマンとも争うなかでリョウマの言葉に少しずつ心を動かされていき、そこに自分の弟の面影を見たブルブラック。最後はもともと持っていた星を守る心を取り戻し、煮えたぎる火口に身を投げ自分を犠牲にして地球を守りました。

ブルブラックはヒュウガと対になるようでいて、その実リョウマとも対になる存在なんです。故郷をバルバンに奪われ、兄弟を奪われ、ともすればリョウマも彼のように復讐に心を囚われたまま戦っていたかもしれない。でもリョウマにはその悲しみや辛さを分かち合ってくれる仲間がいた。ブルブラックは独りだった。

 

ヒュウガとブルブラックの明暗を分けたのもやっぱり仲間の有無だと思うんです。

ブルブラックには故郷の仲間もおらず、弟も殺され、一緒にいるのはパートナー星獣のゴウタウラスだけ。最後はすべてを捨て、ゴウタウラスをヒュウガに託して星のために消えていった。一方のヒュウガも星を守るためにアースを捨てはしたものの、リョウマのおかげで最後にはアースを取り戻し(アース、戻ってきたんです…)ギンガマンと共に地球を守った。仲間と共に立つことをヒュウガは選べたんです。もちろんブルブラックにも「ギンガマンと共に戦う」という選択肢はあったはず、はずだった…でもそれを選ばなかったのは彼なりの罪滅ぼしみたいな気持ちが少なからずあったんじゃないかな、なんてちょっぴり思ったりします。

 

ここで黒騎士豆知識〜!ブルブラックはブルライアット基本逆手持ち、ヒュウガは順手持ちなのです。みんな覚えておいてネ!!!!

 

ヒュウガが出ている好きな回

第二十六章「炎の兄弟」

ヒュウガが戻ってきて最初の魔人が出現。その戦いの中でリョウマはヒュウガの戦士としての実力を改めて思い知る。思いつめた顔のリョウマを見た仲間たちは「もしかして星獣剣をヒュウガに返すつもりではないか」と心配するが…。

ヒュウガは「ギンガレッド」の称号に対する未練なんてものはもうほぼ無かっただろうし、やむを得ずそれを譲る形になったとはいえ、やっぱりリョウマには自分の意思でレッドでいてほしかったと思うんですよ。「お前が一言でも『返す』と言えば星獣剣を取り上げるつもりだった」なんて言うけど、たぶん初めからそんな気はなかった。

この時点でもリョウマはきっと実力ではヒュウガに敵わない。それはリョウマ自身も分かっていたはずです。それでも彼が自ら「星獣剣の戦士として俺に戦わせてくれ」と思いを言葉にすることが、2人が前へ進むために必要だったんだとこの回を見るたびに強く思います。

そしてこの回でヒュウガもブルライアットの中に残るブルブラックの意志と共鳴し、黒騎士へと騎士転生するようになるのです。黒騎士ヒュウガの誕生です。めちゃくちゃカッコイイんだこれが!もう実際に本編を見てほしい。なんなら私がお金を払いますのでDVDを買うなりTTFCに登録するなり何なりして見てほしい。

 

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ここでちょっとだけ関連作品の話を。

海賊戦隊ゴーカイジャー」第20話「迷いの森」

みんな大好きゴーカイジャーギンガマン回。ゴーカイシルバーこと鎧ちゃんとヒュウガが出会う中で、この第二十六章でのヒュウガとリョウマがしたやりとりがほぼそのまま登場したのがメチャクチャにアツい演出でした。

「自分がやると言えない奴に、この星は任せられないからな」

ヒュウガさん……!!!!!!!!!!!!

第二十六章を見るたびにこの第20話が見たくなるし、第20話を見るとまた第二十六章を見たくなる無限ループに突入する。この世はすべて炎の兄弟を中心に廻っているのである。

 

第二十七章「ミイラの誘惑」

「81人の乙女から若さを奪い金粉を作る」という微妙にスケールの小さい悪事をなす魔人モルグモルグは街中の少女たちを手当たり次第に襲い始める。そんな狙われた81人のうちの一人、女子高生のまさみちゃんはモルグモルグに襲われたところを間一髪でヒュウガに助けられます。まさみちゃんになりたい。

しかしこの時すでにモルグモルグはまさみちゃんに取り憑いていて、自分の作戦を邪魔するヒュウガを消そうと画策を始めるのです。その為にまさみちゃんのフリをして「怖かった…!」「お願い、あたしを守って…」とか言いながらヒュウガに抱きつく。まさみちゃんになりたい。モルグモルグそこ代われ。私も「この子は俺が守る」ってヒュウガに肩を抱かれて家まで送られたい。まさみちゃんになりたい。

 

私がめちゃくちゃ好きな13:30あたりからの展開をめちゃくちゃ見てほしい。今すぐに見てほしい。ところなのですがご自宅にDVDがある方や気軽に配信で見られる方ばかりではないと思いますのでせめて雰囲気だけでも感じてください。

 

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まさみちゃん(中身はモルグモルグ)が差し出した毒入りオレンジジュースを神妙な面持ちで(しかもストローで)一気に飲み干すヒュウガ。

 

「アッ…ウゥッ……!」(胸をおさえて苦しみだすヒュウガ)

「まさみちゃん…どうして…!?」

 

毒が回りその場に倒れこむヒュウガを蹴り上げたモルグモルグ(ゆるさん)は邪魔者が消えてこれ幸いとばかりにまさみちゃんの体から出てくる。あとはまさみちゃんの若さを奪えば金粉が完成してしまう。必死に逃げるまさみちゃん。

 

「ウハハハハ…逃げるムダ!狙った獲物のがさない…!」

「この手でその若さ、吸い取るゥ!ヌンッ!?」

 

突然モルグモルグの足をつかむ腕、その人物は…

 

\テレレテレレ テッテッテ テレレテレレ テーレーレー/黒い秘剣)

やっと会えたな、バルバン!

「き、貴様…なぜだ!?」

 

ここ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

毒を食らったはずのヒュウガが最高にかっこいいニヤリ顔で急に「チィーッス☆」みたいな陽気なポーズして復活する瞬間に最高のタイミングで流れる最高のBGM、マジでここでヒュウガに惚れない人間いる????????????????

(ヒュウガは最初からモルグモルグがまさみちゃんに憑依していることを見破っていて、彼女からモルグモルグを引き離すためにずっと一芝居打っていたのです。天才だね)

 

一応サヤ(ギンガピンク)がメインの回だからなのか、サヤの憧れフィルター(サヤはヒュウガにめちゃくちゃ憧れている)が全編通してかかっているのか分からないけどヒュウガがそれはもうカッコ良く、頭も切れて、マジで好きにならない人いるの?ってぐらいのハイスペックやば男として描かれている。

この回のこのシーン見るたびに何度でも恋に落ちます。また君に恋してる…。

仕事で疲れた時、落ち込むことがあった時、ヒュウガが恋しくなった時等々、心が沈んだ日には第二十七章を見て自尊心の最低ラインを保っています。ありがとうヒュウガ。

 

第四十二章「戦慄の魔獣」

物語も終盤に突入。バルバンのゼイハブ船長の攻撃によってリョウマが瀕死の状態に。目を覚さないリョウマを介抱しながらヒュウガが涙ぐんで小さくつぶやきます。

「俺はゼイハブを倒すためにアースを捨てた…失敗しても後にはお前たちがいると思ったからこそ、出来た賭けなんだ」

ヒュウガが断腸の思いでアースを捨てたのは、リョウマ達への絶対的な信頼があったから。道は違えても仲間を信じる気持ちはずっと変わっていなかった…と、ヒュウガの本音がぽろりと零れる最高にキュンとくるシーン。また好きになる。ヒュウガのこと無限に好きになり続けちゃうよ〜〜〜こわいよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

 

最終章「明日の伝説」

第1話と最終回で同じ構図のシーンを入れてくるやつ、大体のオタクは好きだと思います。好きですよね!?好きに決まってます。それ、ギンガマンでも味わえます。

 

第一章にて、地割れに落ちる直前のヒュウガの言葉。

「リョウマ聞くんだ、お前にも大きなアースはあるはずだ。自分を信じていないだけだ。お前の力を俺は信じてる」

自分の力を信じきれていないリョウマにこう言い聞かせます。リョウマのアースは弱いわけじゃない、まだそのポテンシャルを引き出せていないんだと。

 

そして最終章、自らのアースを捨ててまで得たゼイハブを倒す最後の手段が失敗に終わったヒュウガ。それでも絶望せず「たとえアースがなくても、俺はこの星を守りたいんだ」と言うヒュウガにリョウマがこう告げるんです。

 

「兄さん…アースはあるよ。兄さんの中に、アースはある」

「アースは星を守る力だろ。星を愛する心があれば、アースは生まれるんだ。星を守って戦っている限り、兄さんの中にも大きなアースは生まれるはずだよ!」

「自分を信じるんだ。教えてくれたのは兄さんだろ」

 

第一章で兄が弟に投げた言葉を、最終章で今度は弟から兄へ返す脚本…こんなに最高の演出がありますか??????そしてそこからの崖の上から二人で放つ「炎のたてがみ」の最高さ、6人で並び立っての名乗り、このシーンを見た瞬間にこの世のものとは思えない高揚感に包まれる…最高……なにこれ?星獣戦隊ギンガマンって人生なの?これ本当に23年前の作品?????????

ギンガの森が戻ってきた時の涙を浮かべたヒュウガの笑顔…みんなより一歩遅れて森へと走っていくヒュウガの心境を思うと、愛しさとせつなさと心強さで胸がはち切れそうになります。早く結婚しよう。

 

まとめ

結局全方位最高

・自らが死にゆく時に星獣剣を弟に託せるメンタルの強さ

・「星を守る」という強い想いを抱いて生き、過酷な状況においても自分のやるべき事を最後までやり抜く鋼の精神。

・作戦の立案やサポートにも回れる。現場で機転が利く

・みんなの頼れるお兄さん

・完璧であるがゆえに際立つ、ふとした時に見えるギャップ(笑い上戸)

 

小林靖子さんありがとう

今や「靖子にゃん」の愛称で特撮・アニメファンから親しまれる小林靖子さん。みんな知ってるね。スーパー戦隊シリーズでメインライターを務めた最初の作品がこのギンガマンです。

侍戦隊シンケンジャー」や「特命戦隊ゴーバスターズ」を見るたびに思うことは、この人はレッドを苦しめることに関しては天才だな、と。ギンガマンでも御多分に洩れず第一章から兄と死別させ、戦士の使命を突然背負わせ、故郷を石に変え、リョウマをガンガン苦境に立たせていくスタイル。ヒュウガが復活した後も変わらぬスタンスで、リョウマを苦しめた結果ヒュウガも苦しむ。それによって二人の関係性やキャラクターがより際立つ、という寸法です。悪魔か!??!!?!?

 

小川輝晃さんありがとう

小川さんが演じてくれたヒュウガの全てが最高。生まれてきてくれてありがとう。黒騎士ヒュウガを演じる4年前、小川さんは「忍者戦隊カクレンジャー」のサスケ/ニンジャレッドを演じておられました。もちろんみんな知ってるね!

以前ギンガマンの周年イベントに出演された際「小林靖子さんは『過去の作品のイベントには出ない』と。自分も同じスタンス。だから今回のイベントも断ろうと思った」「サスケやヒュウガを嫌いになったこともあったが、そういうのもひっくるめてこれからも彼らと付き合っていきたい」と涙ながらに心の内を吐露されて、会場で見ていた私は声を押し殺して泣きました。「嫌い」という言い方がかなりキツめでびっくりしたのもあるけど、この人は自分が演じたキャラクターに真正面から向き合って、放送が終わった後もついて回る「ヒーロー」のイメージと戦いながら苦しんできたんだ、本当に真面目な方なんだな〜〜〜と痛感して胸がギュンギュンに苦しくなって泣いちゃった。わァ……ぁ…

この方が演じてくれたおかげで黒騎士ヒュウガは本当に唯一無二のキャラクターになったと思っています。ヒュウガが小川さんじゃなかったらこんなに好きにならなかったかもしれない。好きです!(ヒュウガも小川さんも)

 

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長々と書き連ねてきましたが、これでも正直ヒュウガの魅力の3割くらいしか伝わってないんじゃないかと不安なままこの〆を書いています。ぶっちゃけヒュウガが登場する回は全部好きだから全部紹介したいけど、本当にキリがなくて絞りに絞ったのが上の4つでした。ヒュウガが鎖に繋がれて悶え苦しむ姿にちょっと変な気分になる第二十九章とか、ギンガマンとの離反をドラマチックに描く第三十七・三十八章とか、本当に無限に話したい。また機会があればそういう全話解説みたいなブログも書いてみたいな。

 

とにもかくにも黒騎士ヒュウガは最高の男なんです。それが1ミリでも読んだ方に伝われば今日のブログは大成功です。推しがいるって素晴らしい。たとえ20年以上前の作品でも、公式からの供給がほぼ途絶えても(スーパー戦隊最強バトルとゼンカイジャーに黒騎士が登場した日は泣きました)、本編を見返すと毎回新たな発見がある。推しは今日も生きています。わたしも戦士の誓いを忘れず、日々の修行を怠らず生きていきます。ありがとう黒騎士ヒュウガ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!